アジャイルと無計画の狭間
「アジャイル(agile)」の名詞形である「アジリティ(agility)」とは、「敏捷」や「機敏」という意味である。ITやビジネスでは、方針の変更やニーズの変化などに機敏に対応する能力を意味する。
つまり、走りながら改善していく方式である。
まさに、いま僕が所属する組織でも、大きな変更があり、アジャイルで進めていくことが求められている。
その中で、最も必要なことは価値観ベースでの共有であると思う。
価値観ベースで共有ができていれば、詳細にまで決まっていなくて何かに迷ったとしても、一定の方向に進むことができるからだ。
一方で、それができていないとアジャイル方式というのは、単なる無計画な見切り発車となってしまう。
それを踏まえた上で、価値観の共有にウエイトを置きつつも、価値観の浸透度が低いレイヤーに対して、どこまでの詳細な決定をしていくのかということも必要になってくる。