「収束的思考」と「発散的思考」の違いと僕なりの切り替えついて
ここ1年ほどで、自分の思考を発展・拡大させる方法に変化がでていたように感じていた。その変化を言語化すると、それは収束的な思考法から発散的な思考法への変化だと言えるかもしれない。
これまでの僕は、会議や商談において、その場で考えを整理して新しいアイデアを生み出すということはできなかった。
まずその場では一旦、すべての情報をインプットして、持ち帰ってのちに熟考するというスタイルを取っていた。
このスタイルには、長短があった。
その場においては、間違った内容やミスにつながるような不用意なアウトプットをする必要がないので、リスクは低い。
一方で、持ち帰った情報というのは、鮮度が低く、整理をしても抜け漏れが出やすかったり、発想における一定以上の発展や拡大が、見込めなかったりする。
つまり、リスクを恐れるあまり、とても非効率な方法をとっていたと言える。
そして、考えを改め、リスクを恐れず、その場でのアウトプットを積極的に行う「発散的思考」に切り替えた結果、飛躍的に思考の生産性は向上したように思う。
しかし、僕も「収束的思考」から「発散的思考」へ切り替えがいきなりできたわけではない。
「発散的思考」を行うには、その場である程度考えをまとめたり、自分なりのイメージを形成する必要があると思っている。
その具体的方法については、以前ブログにも書いているので、そちらの記事に譲る。
また、どんな場面でも「発散的思考」がベストとも思っていない。
慎重な判断が求められる場合や、最終責任を自分が負うべきものなどは、途中までは、「発散的思考」だとしても、最終的には、「収束的思考」にて着地させるケースもある。
そして最後に、もちろん、これは「僕の場合は」という話だ。
人それぞれにあった思考スタイルというのは、様々存在すると思う。
大切なことは、絶対的な正解が無い中で、色んなパターンを試して、自分にあったスタイルを見つけることだと思う。